フェノール性水酸基はチロシン・ドーパミン・アドレナリンなどの生体分子にも含まれており,生体機能の重要な役割を担っています。また,天然の植物にもポリフェノール類とし多く存在しています。バイオマス研究室では,フェノール性水酸基が強結合型の水素結合を形成する事に着目し,これを高分子化する事によって機能を集積し,強力な接着剤樹脂の創成を行ってきました。この様に分子を繋げる事(高分子化)によって分子特有の性質が集積されたり,様々な分子の組み合わせにより新しい機能が発現したりするとても楽しい研究を行っています。バイオマス由来高分子樹脂は分解されても生体や環境に優しく,環境規制が強化される中でも規制に対応しやすい材料で,未来材料を創出するには最適だと考えています。
KANEKO DAISAKU
福島大学食農学類食品科学コース
最終学歴・学位:北海道大学・理学博士
所属学会:高分子学会,日本接着学会
出身地:熊本県
趣味:映画鑑賞
メールアドレス:daisaku@agri.fukushima-u.ac.jp
詳細情報:
科研費獲得情報: 医療技術を革新する生体用バイオ接着剤
主な受賞歴:第5回ネイチャーインダストリーアワード
第3回東京バイオマーカイノベーションアワード
第26回日本ウマ科学会 イノベーションアワード
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